台東の山奥で。素晴らしいパフォーマンスが見れる”布農部落”への旅。

台湾に来て、見たかったものの一つが先住民族の暮らしだ。台湾の中でも、台東の辺りは先住民族が住んでいる割合が一番多く、その文化もまだ見れるというので、楽しみにしていた。

特に世界各国で見たいのは、染色だったり独自のデザインの織物だったり、色使いだったり、衣装のデザインだったり、ビーズワーク。昔からそういった手の込んだクラフトが好き。現代の使い捨て社会に反するものが見たいわけです。

今回訪れたのは、台東から少し北にある鹿野(Luye)という駅から山奥に行くとある集落。ブヌン族が暮らす布農部落だ。

山岳民族 布農族(ブヌン)

台湾に住む民族の中でも、彼らの歌声は有名だそうだ。今回言った布農部落では、彼らの素晴らしい歌声と伝統のダンスを楽しめる。台東の隠れた観光スポット。

2000年には41,038人の布農族がいて、台湾に暮らす先住民族の中では8%を占める人口で、4番目に多いとされる先住民族だ。中国語を話すが、彼ら自身の言語も残っている。

宗教は、アニマリズムという精霊崇拝。霊魂崇拝。そして、クリスチャンも。

 

布農族の歴史を辿る

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Public Domain, Link

20世紀初頭に来たクリスチャンの伝道師が来る前は、獰猛な民族として知られていて、狩猟を生業としていた。敵の首を狩る文化もあって、一人前の男として”首狩り”は通過儀礼の一部だったようだ。怖い!

そして、高地にすむ民族で太魯閣周辺に住むタイヤル族とも関係が深い。

狩猟をしていたとともに、焼畑農業を取り入れ、黍(きび)やヤム芋などが主食だった。

 

詳しい情報は http://www.dmtip.gov.tw/JP/Bunun.htm

 

先住民族にとっての厳しい時代

日本が戦争に負けて、台湾の日本統治時代が終わりを告げた1945年。この年の10月から中国政府が台湾をコントロールし始める。

「一つの言語、一つの文化」

を謳う中国政府。国家主義の強い彼らは、先住民族にも日常的に標準中国語を話すように、他の言語を禁止した。そして、先住民族のもともとの持っている文化を排除しようとした。先住民族にとっては大変な境遇だったに違いない。

この中国政府の抑圧は1970年代前半まで続くことになる。

なにはともあれパフォーマンスが素晴らしい

儀式?低い声でお経みたい。森の中で、薪とかしながらやっていたのかなと想像すると、ジブリの世界。アバターの世界。突然雄々しく叫び出す様子も、中々見ていて迫力がある。

衣装にも注目で、細やかな伝統の織物で作られた髪飾りや、服のデザインもかっこいい。男性は、スカートを履いていて、彼らの生足が見れる。

ユニークな文化、言語が残っている数少ない山岳民族の彼らですが、八部和音唱法を用いた合唱が響き渡り、心地がいい。

中国語なのか、彼らの言語で歌っていたのかは分からなかったけれど、後ろにマイクを持った男性がいて、細かく説明をしている風だった。

パフォーマンスは10:30と14:00に開催されます。

ただ、行きにくい!アクセスは?

泊まらせてもらったJamy`s Guest Houseから自転車を無料で借りれたので、山を越え谷を越え向かった。向かい風なのと、微妙に続くゆるーい上り坂が結構きつい。運動不足の私にはかなり堪えた。が、自然の中をサイクリング出来て気持ちが良かった。

途中バナナやパパイヤが生い茂る畑を抜けていく。大きな橋を越えた先に、布農部落が出てくる。

鹿野駅からも1日に3本バスが往復で出ているが、観光バスや車、またはバイクで来ている人が多かった。自転車を漕いで来るような輩は私一人しか見当たらなかった。笑

入場料は150元で、100元分の中のレストランや売店で使えるカードをくれる。商売上手らしい。

隣村のお茶屋さん"阿榮甘仔店 Arong Natural Farm"

鹿野はレッドウーロンで有名で、とても美味しいお茶を飲ませてくれる。

ふらりと立ち寄ったこちらのお店の雰囲気が非常に良かった。のんびりとお茶を飲ませてくれるし、店内にはたくさんの種類のお茶やオーガニックなドライフルーツなどが売っている。

お隣はカフェになっていて、自由に座ってのんびりしていっていいよと言ってくれた。ボランティアに来ているという台湾人の女の子が、スペインとポルトガルに一人旅に行った話なんかを聞かせてくれた。とにかくフレンドリー。

ここで一休憩しましょう。近くの日本式民家?が残る公園でファーマーズマーケットも開催されていた。いくつか宿泊施設もあったし、お洒落なコーヒーショップなどもあった。

Jamie`s Guest House

鹿野の超おすすめゲストハウス。先住民のコミュニティの中にあって、周りは自然!自然!自然!正直レストランが周りに全然ないから、食料を買ってこないと少し辛い。

しかし、おいしい朝ご飯を頂けるし、ジェイミーの作る空間もジェイミー自身も素敵。

年末でどこも空いていなくて、なんとか抑えられた場所なんだけど、そんなご縁があってここに泊まれてよかった。いつも泊っているところより少し値段も高いので、普段だったら泊っていなかったと思う。

鹿野駅まではタクシーで50元5分の距離だけど、歩くと30分くらいはかかる。

元旦に書き初め!香港から来た大学生で、自転車で台湾を一周中の2人組と、モントリオールからアジアを旅しているジル。一番右がジェイミーと、スタッフさん。とても親切で、100%おすすめできる場所。また泊まりたいなと思える所。

一泊660元 朝食150元

でした。もしかしたら、年末だったので、少し高く設定してるかもしれません。元旦に電車がなくてもう一泊しないといけないってなって延泊したら、朝食込みで660元だった。はず。かわいそうと思って朝食サービスしてくれたのかも。。。

Booking.comからの予約はLuye Jamie’s Guesthouse

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2作目のキンドル本を出版できました~!!今回は、キューバ旅の模様。時が止まったようなキューバ。それもそのはずで、アメリカとの国交が回復したのが2015年。物資がなく、まさに鎖国状態だったといっても過言でないこの不思議な国。一筋縄ではいかなかったキューバ旅の毎日を日記形式で書いてます。

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